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2026年1月1日

静岡県 広聴広報課様

動画制作を「専門業務」から「誰でも回る業務」へ。
静岡県庁におけるWriteVideo活用の現場

行政

導入効果

静岡県 広聴広報課

静岡県庁 広聴広報課は、県の広報および広聴業務全般を担う部署。県公式YouTubeチャンネル「しずおかメディアチャンネル」の運営をはじめ、各部署への動画制作支援や職員向けの動画活用促進など、デジタル技術を活かした情報発信を統括している。県公式イメージキャラクター「ふじっぴー」を活用した広報活動など、県民にとって分かりやすく親しみやすい情報を届けるとともに、現場の職員が専門知識を問わず継続して情報発信できる仕組みづくりに取り組んでいる。
※掲載されている情報は令和8年1月取材当時のものであり、現在の所属や業務内容と異なる場合があります。

自治体の業務において、県民への情報発信や職員研修など、動画を活用した共有の重要性は高まっています。 しかし、「制作に手間がかかる」「特定の担当者しか作れない」といった、人手や時間の不足が壁になることも少なくありません 。
静岡県庁では、こうした状況を改善するためにAI動画生成ツール「WriteVideo」を導入しました 。 導入後は、それまで3日ほど要していた動画制作が1〜2時間に短縮されるなど、大幅な効率化を実現しています 。
今回は、動画未経験の状態からツールの活用を推進してきた、広聴広報課の山下様にお話を伺いました 。

​目的

  • 県民にとって分かりやすい情報を届けるため、全庁的に動画広報に力を入れる

  • 特定の担当者に負荷が集中する状態を解消し、誰でも一定水準の動画を作れる環境を整える

  • 人事異動が前提の組織において、動画制作を「属人化した業務」から「仕組みとして回る業務」に変える

  • 研修や説明会のオンライン化を進め、担当者の負担軽減と内容の質を統一する

​課題

  • 職員が本来業務を抱えているため動画制作が後回しになり、制作本数が減少していた

  • キャラクター(ふじっぴー)の動画制作に、着ぐるみ撮影やアフレコなど多大な人手と時間(1本約3日)を要していた

  • 既存のツールはパワーポイントの読み上げに特化しており、表現の幅や用途が限られていた

  • 動画制作に専門的な経験を持つ職員が少なく、操作の複雑さが壁となっていた

効果

  • 以前は3日かかっていた動画制作が、1〜2時間で完結するようになり大幅な時短を実現した

  • アバターと自動音声の活用でアフレコや撮影が不要になり、1人で動画制作を完結できるようになった

  • 操作が簡単なため各部署が自分たちで制作できるようになり、業務の属人化が解消された

  • 利用者アンケートで「大変役に立った」などの好意的な回答が大多数を占め、庁内での活用が定着した

導入前の課題

─ WriteVideoを導入する前、どのような状況だったのでしょうか。


山下様 県民にとってより分かりやすい情報を届けるために、静岡県一丸となって動画による広報に力を入れなければならない、という認識はずっとありました。ただ、現実には職員一人一人が本来業務を抱えています。その中で動画制作はどうしても後回しになりがちで、結果として制作本数が減っていました。
特にふじっぴーを使った動画は、工程が多くて重い。着ぐるみ撮影だけでも人が最低3人必要ですし、その後のアフレコ、編集まで含めると、1本作るのに丸3日くらいかかることも珍しくありませんでした。

パワーポイントの読み上げに特化したツールも利用していますが、研修や説明に関する動画では十分な効果を発揮したものの、他の用途では適さないことがありました。「動画を作れる環境はあるけれど、現場で無理なく回るかというと難しい」というのが正直な状態でした。

導入の決め手

─ 数あるツールの中で、WriteVideoを選ばれた理由は何だったのでしょうか。


山下様 いくつかのサービスを比較しましたが、細かい機能の優劣というより、「動画未経験の職員が本当に使えるか」を一番重視しました。
WordやPowerPointを触る感覚で操作できる点は大きかったです。動画制作というと、どうしても専門用語や複雑な操作が壁になりますが、WriteVideoはそこがかなり低い。初めて触る職員でも、説明すればすぐ形になるイメージが持てました。

もう一つ大きかったのが、ベンダーである株式会社Xの対応です。自治体の予算や契約の制約をきちんと理解した上で、現実的な提案をしてくれた。こちらの事情を分かった上で話をしてもらえる安心感がありました。

導入後の活用方法

─ 実際に導入してから、どのような使われ方をしていますか。


山下様 当初は、初心者向けの広報動画を想定していましたが、実際には研修や説明会向けの動画での利用が一番多くなっています。
各部署の担当者が、自分たちの業務説明や研修資料をもとに動画を作る形です。私は全体を統括する立場で、実際の制作は各部署が担っています。

ふじっぴーのアバターと音声を使った動画もよく使われています。文章を入力するだけで設定通りの音声が自動生成されるので、アフレコが不要になりました。漢字の読み間違いが出ることはありますが、単語辞書で修正できますし、実務上は十分な精度だと感じています。

​実際に作成された動画

導入後の効果

─導入によって、業務にはどのような変化がありましたか。


山下様 一番分かりやすいのは、制作時間です。ふじっぴー動画は、以前は3日かかっていたものが、今は1〜2時間で完成します。
着ぐるみ撮影も不要になり、1人で完結できるようになったことで、人員調整やスケジュール調整の手間がなくなりました。これは現場にとってかなり大きいです。

また、「動画を作ること自体が業務として定着してきた」と感じています。特定の人に頼らなくても、各部署が自分たちで作れる。動画制作が属人化しなくなった点は、自治体にとって重要だと思います。


─庁内や利用者からの反応はいかがでしょうか。


山下様 導入当初は庁内で話題になりました。「こんなことができるのか」という驚きはあったと思います。問い合わせやアカウント登録も多く、利用者アンケートでは「大変役に立った」「役に立った」という回答が大多数でした。

一方で、YouTubeの外部視聴者からの反応については、まだ十分に分析できていません。そこは今後の課題だと認識しています。

魅力的に感じるポイント・他ツールとの使い分け

─WriteVideoと他ツールの使い分けはされていますか。


山下様 はい。WriteVideoのみで作成することもありますが、細かい調整が必要な場合は、WriteVideoで作成したものをMP4で書き出した後、必要に応じてAdobe Premiere Proで調整しています。
具体的には、BGMの途中切り替えや細かな音量調整など、WriteVideo単体では難しい部分を補完する形です。すべてを一本のツールで完結させようとせず、必要に応じて「現場で無理なく回る役割分担」にしています。

今後の期待

─今後、どのような活用を考えていますか。


山下様 新人職員や異動者向けのオリエンテーション動画、自治体でよくある毎年実地で開催している研修・説明会を動画にするオンライン開催化は、特に相性が良いと感じています。毎年繰り返している説明を動画化しておけば、担当者の負担も減りますし、内容の質も揃えられます。
また、年度切り替え前に「来年度は何を動画で残すか」を整理する場をつくり、活用テーマを設計していくことも検討しています。

個人が頑張って推進する形ではなく、仕組みとして回る状態をつくることが重要です。人事異動が前提の組織だからこそ、動画を「続く業務」にしていきたいと考えています。


─最後に、WriteVideoを検討している自治体へのメッセージをお願いします。


山下様 動画が苦手で、人手や時間が足りないと感じている自治体ほど、効果を実感できると思います。
特定のスキルを持った人に依存せず、誰でも同じ水準で動画を作れる。その状態をつくれることが、一番の価値だと感じています。

WriteVideoは、派手なことをするツールではなく、「業務を止めずに回すためのインフラ」に近い存在です。自治体の現場には、ちょうどいい距離感のツールだと思います。

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